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『日本の冤罪』
2023年10月23日発売
尾﨑美代子=著
四六判/カバー装/256ページ
定価:本体1600円+税
「平凡な生活を送っている市民が、いつ、警察に連行され、無実の罪を科せられるかわからない。今の日本に住む私たちは、実はそういう社会に生きている。」 (井戸謙一/弁護士・元裁判官) 労働者の町、大阪・釜ヶ崎に根づき小さな居酒屋を営みながら取り組んだ、生きた冤罪事件のレポート! 机上で教条主義的に「事件」を組み立てるのではなく、冤罪事件の現場に駆け付け、冤罪被害者や家族に寄り添い、月刊『紙の爆弾』を舞台に長年地道に追究してきた、数々の冤罪事件の<中間総括>! 8月に亡くなった「布川事件」の冤罪被害者・桜井昌司さんが死の直前に語った貴重な‟遺言”ともいうべき対談も収める!
[内容] 井戸謙一(弁護士/元裁判官) 弱者に寄り添い、底辺の実相を伝える 《対談》桜井昌司×尾﨑美代子 「布川事件」冤罪被害者と語る冤罪裁判のこれから 〇採り上げた事件〇 湖東記念病院事件 東住吉事件 布川事件 日野町事件 泉大津コンビニ窃盗事件 長生園不明金事件 神戸質店事件 姫路花田郵便局強盗事件 滋賀バラバラ殺人事件 鈴鹿殺人事件 築地公妨でっち上げ事件 京都俳優放火殺人事件 京都高校教師痴漢事件 東金女児殺害事件 高知白バイ事件 名張毒ぶどう酒事件
[著者プロフィール] 1958年、新潟県生まれ。中央大学中退。大学生時代の80年代、山谷(東京)の日雇労働者、野宿者問題の支援に関わる。90年代初頭大阪に移住して以降は、同じく日雇労働者の町・釜ヶ崎に住みながら、フリースペースを兼ねた飲食店「集い処はな」を経営。釜ヶ崎で知り合った仲間たちと、3・11以後福島支援、反原発運動を始め、講演会、上映会、支援ライブなどを続ける。その傍ら、かつてより関心のあった冤罪事件の取材・執筆活動を続ける。
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