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『抵抗と絶望の狭間 一九七一年から連合赤軍へ 紙の爆弾12月号増刊』
2021年11月29日発売
鹿砦社編集部=編
A5判/240ページ/定価990円(税込)
定価:本体900円+税
沖縄返還の前年、成田空港がまだ開港していない〈一九七一年〉——歴史の狭間に埋もれている感があるが、実はいろいろなことが起きた年でもあった。抵抗はまだ続いていた。 その一九七一年に何が起きたのか、それから五十年が経ち歴史となった中で、どのような意味を持つのか? さらに、年が明けるや人々を絶望のどん底に落とした連合赤軍事件……一九七一年から七二年にかけての時期は抵抗と絶望の狭間だった。当時、若くして時代の荒波に、もがき闘った者らによる証言をまとめた。 一九七一年全般、そして続く連合赤軍についての詳細な年表を付し、抵抗と絶望の狭間にあった時代を検証する——。
【内 容】 中村敦夫 ひとりで闘い続けた――俳優座叛乱、『木枯し紋次郎』の頃 眞志喜朝一 本土復帰でも僕たちの加害者性は残ったままだ ――そして、また沖縄が本土とアメリカの犠牲になるのは拒否する 松尾 眞 破防法から五十年、いま、思うこと 椎野礼仁 ある党派活動家の一九七一年 極私的戦旗派の記憶 内内ゲバ勝利と分派への過渡 芝田勝茂 或ル若者ノ一九七一年 小林達志 幻野 一九七一年 三里塚 田所敏夫 ヒロシマと佐藤栄作――一九七一年八月六日の抵抗に想う 山口研一郎 地方大学の一九七一年 ――個別・政治闘争の質が問われた長崎大学の闘い 板坂 剛 一九七一年の転換 高部 務 一九七一年 新宿 松岡利康 私にとって<一九七一年>という年は、いかなる意味を持つのか? 板坂 剛 民青活動家との五十年目の対話 長崎 浩 連合赤軍事件 何が何だか分からないうちに 重信房子 遠山美枝子さんへの手紙 【年表】一九七一年に何が起きたのか? 【年表】連合赤軍の軌跡
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